• CaF2(フッ化カルシウム)

    フッ化カルシウムは透過帯域が0.13μm~12μm付近までと幅広く、軽量で屈折率が低い 特性を持っています。通常の光学ガラスと組み合わせる事で非常に色収差の少ない光学系を 作る事ができ、紫外線から赤外線までの幅広い波長域でレンズ・透過マド板・プリズムとして 使用されます。

  • BaF2(フッ化バリウム)

    フッ化バリウムは、赤外線の透過が大変優れており、透過帯域は0.15μmから14μmまでと フッ化物結晶としては透過波長領域が最も長いです。 この特徴を生かして紫外線から赤外線までの幅広い波長域でレンズ・透過マド板、プリズムとして 用いられおり特に非接触放射温度計の窓板として最適で、通常は円形に加工されます。

  • サファイア

    高純度のアルミナ(Al2O3)を結晶に成長させたもの。非常に硬度が高く傷つきにくいのが特徴。また、耐熱性・透過率も高く、光学材料として使われます。

  • ゲルマニウム

    2~20μmの赤外波長域で光を透過します。1.5μm以下の波長では透過しません。レンズはガラスよりも曲率が緩くなります。

  • シリコン

    1.2~10μmの赤外波長域で光を透過します。赤外光用の光学素子として使用できます。レンズはガラスよりも曲率が緩くなります。

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